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東京燃料林産株式会社

オール電化との比較

最近オール電化が流行していますが・・・

エネルギー業界も競争は激化の一途ですが、とりわけ「電力 vs ガス」は熾烈です。その主役がオール電化作戦です。家庭生活から根こそぎガスを追放するこの作戦にガス業界は躍起です。

私たちもガス業界の一員ですのでここではオール電化をお薦めしない話をします。なおオール電化によってガス業界が被る被害は主に「給湯・調理器(ガスレンジ)・暖房」ですので、話の焦点をこの3つに絞ります。

主張その1:環境負荷について

発電の割合 2006年一般に電力の四割は環境負荷のほとんど無い原子力と水力発電でまかなわれているので、環境には決して悪くないと思われています。火力発電にしても世界最先端の技術で環境負荷の低減に努めています。

電気の発電効率は送電ロスも含め、よくて35%。例えばIH クッキングヒーターが80%の高効率な熱変換率としても直接ガスの炎で鍋を温めることに比べ、熱効率がよいとは言えません。これはこのまま環境に負荷が大きいということになります。

何百キロも遠くで火を燃やし、わざわざ電気にして再度その電気を熱に変換するなど遠回しな方法より、目の前でガスを燃やし鍋を温めた方が効率がよく、省エネルギーである、などということは誰にでも納得していただけると思います。

上では例えとしてIHクッキングヒーターを引き合いにしましたが、暖房や給湯でも全く同様であることを付け加えておきます。

主張その2:IHクッキングヒーターは中華鍋が使えない

中華料理最近のIHクッキングヒーターは既存の鍋でも使えるという便利な物も登場し、決してガスコンロに引けを取らないと豪語しています。しかし、物理的に電磁気を応用しているため、通電性の悪い材質や形のお鍋は使えないか、発熱の効率が下がるということには変わりありません。伝統ある食文化の大きな要員である調理方法の制限は避けられません。

また安全のため三ツ口コンロでも、全てのコンロを最大出力にはあげることができません。さらなる制限がつけられてしまいます。

このようにガスコンロに比べ、かなり使いづらいと言えます。

そこの平らなフライパンで2つのフライパン返しを使って作るチャーハンは悲しいと思います。

主張その3:IHクッキングヒーターはガスより安全か?

キッチンオール電化導入の理由に「お年寄りなのでガスコンロより安全なIHクッキングヒーターにした。」との声があります。なぜガスだと安全ではないのか不思議ですが、多分直に火を見ることへの直感的な緊張が根底にあること、ガスの場合火をコントロールするのが使用者(人間)であるのに対し、IHコンロは機械がコントロールの主役で、人はサブというようなイメージがあるのではないでしょうか。

後者の場合、イメージの対象が30万円近いIHクッキングヒーターと2〜3万円のガスコンロが比較されているように思います。ガスコンロには様々な機種・グレードがあり15万円も出せばIHクッキングヒーター同等の安全性を備えた機種があります。あらゆるトラブルに対処し、ガスを止める機能が搭載されています。

こういうガスコンロがあるということを宣伝し切れていない私たちに、見るからに未来的なIHクッキングヒーターが消費者に強くインパクトを与えた…といったところではないでしょうか。

最後に・・・

他にもガス業界ではオール電化に対し、正当な理由に基づく反論を様々繰り広げています。しかし企業規模の違いか、テレビCMなど圧倒的な告知の差に、劣勢は否めません。

ただ私たちはこの議論を多くの人に知っていただいて、私たちの提案する「エネルギーのベストバランス」と「オール電化」生活のどちらがよいのか、正しい選択の材料にしていただきたいと思っています。電気には電気の良さ、ガスや石油にはそれぞれの良さがあり、それらをうまく使い分けて、より充実した生活を楽しんでいただきたい。その結果それぞれどの業界でも繁栄し続けられれば、それは巡って消費者の利益に還元されます。

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